夏本健司ロゴ

正しいロゴマークの作り方

私はグラフィックデザイナーではないのですが、仕事柄、「ロゴマークを作ってください」あるいは「ロゴマークの作り方を教えてください」という問い合わせを時々いただきます。

巷で「ロゴマーク作成サービス」みたいなものが沢山あるし、そした機能を備えているツールもあるようなので、昨今では、簡単にロゴマークが作れるようになりました。

「世間に普及する」という意味では、それはそれで価値があると思います。ですが、「ロゴマーク」の本来の意味が希薄になって、表面的な部分だけ一人歩きしているところが、少々気になりましたので、お手本の意味も込めて私自身の「ロゴマーク」を作成しました。

夏本健司

これが、私自身のロゴマークなのですが、このマークは、私の名前のイニシャル「K.N」を図像として象徴化したものです。

「アンビグラム」と言って、そのまま見ても、逆さから見ても、全く同じ図像かつ、文字がどちらからでも読める、という「鏡文字」をグラフィカルにしたもの(多くは「Black Letter」というカリグラフィのような書体を使用する)です。

ambigram

古くからあるデザインスタイルの1種なのですが、ベストセラー小説「天使と悪魔」で物語のキービジュアルとして取り上げられ、有名になりました。

私のロゴマークは、これを現代的に直線だけで「リ・デザイン」したものです。
私の、仕事やライフワークに対する考え方や哲学を、この「アンビグラム」の「リ・デザイン」というスタイルに込めました。

どういうことかというと、先ほどもお話ししたように、ツールやサービスの発達によって、簡単に誰でもデザインができるようになりました。

今後、どんどん技術が発達し、デザイナーがいなくても、もっと簡単にいろいろなデザインができるようになっていくでしょう。

しかし、この「アンビグラム」は、そのまま見ても、逆さから見ても全く同じ図像で、しかも文字として読めなければデザインとして成立しません。

ひっくり返したり重ねたり、線を太くしたり細くしたり何度も何度も試行錯誤を重ねて、一番バランスのよいところで完成をします。

ですから、ツールやサービスでは、簡単には出来ないデザインなのです。

どんなに技術が発達しても、「アンビグラム」を「リ・デザイン」したこのスタイルは、決して模倣不可能だと思っています。

つまり、私自身のサービス、商品を「技術の発達では絶対代用の利かない、唯一無二のもの」として定義している、そのことをロゴマークとして象徴化している、のです。

このように、本来「ロゴマーク」というのは、個人であれ、企業・組織であれ、単なる色やかたちなど表面的なことではなく、ましてや「格好よさ」でもなく、「その個人や企業・組織の唯一無二の考え方や哲学をかたちとして象徴化させたもの」でなければなりません。

そいしないと、どれも似たような「ロゴマーク」になり果ててしまいます。

考えてみたら、似たようなロゴマークを、街のあちらこちらで見かけませんか?

表面的なことに惑わされず「そのものの本質」をちゃんとかたちにできる、あるいは、その価値が分かる。

そんな人たちが、世の中にもっともっと増えると、社会がもっといい方向に変わっていくんじゃなかなと思います。

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